内海慶一、『ピクトさんの本』、BNN新社、2007年4月30日発行。
もしあなたが「ピクトさん」という名前を聞いたことがなくても、ピクトさんを見たことがあるはずだ。
娘が通う高校の図書館で借りてきて台所に置いていましたので、読んでしまいました。
ピクトグラムというのは、絵文字ということですが、私たちの回りのいろいろな所に描かれていて私たちに大切な方法を与えていてくれます。大切な情報を伝達するのに、受け取る側の状況や能力が深く関係していると思いますが、出来るだけ多くの方にちゃんと伝わるような工夫があります。その一つがピクトグラムでしょう。
説教は対話ですが、受け取る側の状況や能力によって、なかなか伝わらないもどかしさがあるのは事実です。そんなときに出来るだけ多くの方にちゃんと伝わるような工夫が必要でしょう。説教のスタイルも工夫という天で変化を迫られているように思います。
ただ最終的には伝える側である「自分自身」の存在の意味があるとも思いますので、工夫を越えたものがどうしても必要でしょう。