リーダーがやるべきことは、聖書的な共同体を育てることだ。福音は新しくされる力を与えてくれる。信徒が互いに愛し合い、神のみことばと聖霊の導きに従うとき、教会は変化が起きる場となる。対立の解決は、どちらが正しくて、どちらが誤っているかを決めることではなく、主の支配にともに従うということだとイペレンは言う。あたりまえのようだが、これが実践されていない。
大塚寿郎、「和解の教会(1)」、『牧会ジャーナル 2009,9,1号』、27ページ
牧師として教会にお仕えするようになって18年になろうとしています。私はとにかく主に仕え、人びとに仕えるとううことを大事にしようと努力してきたように思います。しかし、この牧会ジャーナルの文章の中で指摘されているように「愛の神が強調され、互いの気持ちを傷つけず、平和を保つために妥協することさえある」ということになっているのかもしれないと思いました。「牧師はひとりで理不尽なまでの期待にこたえなければならなくなり、コントロールするか過度に寛容になってしまうかのどちらかになってしまう」という文章も人ごとでなく身につまされる思いで読みました。
教会が主イエスさまに従う共同体、聖化される共同体に育つことを祈りたいと思いました。