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本当の慰め 神を愛すること

C・メラー編
『魂への配慮の歴史 第6巻 宗教改革期の牧会者たちⅡ』
加藤常昭訳

第1章 イグナティウス・デ・ロヨラ
                                                     ギュンター・スヴィテク

3 霊的な慰めについて。私が〈慰め〉と呼ぶのは、魂のなかに何らかの内的な動きが生じて、魂が自分の創造者であり主である方に対する愛によって燃え上がらせられるときである。更に、地上に見る被造の事物を、それ自身においてではなく、ただそれらすべてのものの創造者において、これを愛することができるようになったときである。

26頁

霊的な慰めとは神さまへの愛に燃え上がること。神さま抜きの慰めはほんとうの慰めではないということでしょう。神さまを愛することに至り、人間は初めて本当の慰めのなかに憩うことができるのです。


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