• イエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて、こう言われた

    静まりの時

    • テーマ:よみがえりの主に出会う
    • 聖書箇所:ルカ24・44~53
    • 日付:2026年05月16日(土)

    そしてイエスは言われた。
    「わたしがまだあなたがたと一緒にいたころ、あなたがたに話したことばはこうです。わたしについて、モーセの律法と預言者たちの書と詩篇に書いてあることは、すべて成就しなければなりません。」
    それからイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて、こう言われた。
    「次のように書いてあります。
    『キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。』
    エルサレムから開始して、あなたがたは、これらのことの証人となります。
    見よ。わたしは、わたしの父が約束されたものをあなたがたに送ります。
    あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」
    (44~49)

    「わたしについて、モーセの律法と預言者たちの書と詩篇に書いてあること」。すなわちキリストについて、「モーセの律法」(律法・トーラー )、預言者たちの書( 預言者・ネヴィイム )、詩篇(諸書(諸書・ケトゥヴィイム )すなわち旧約聖書に書いていること。それらはすべて成就しなければならない。

    では旧約聖書の成就とはなにか。「キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる」。これが、旧約聖書に書いてあり、それが成就する。その証人があなたがた、すなわち弟子たちである、と言われました。実際に証人として宣教に立つためには、父が約束されたもの、すなわち聖霊が降ること、が必要である。聖霊降臨が起こるまで、エルサレムの都にとどまっていよ。主はそう言われました。そう言ってから昇天されました。

    弟子たちは、大きな喜びとともに、主の言葉通りエルサレムに帰り、いつも神殿にいて、神さまをほめたたえていました。

    それにしても、「キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる」という言葉が旧約聖書に書かれていると主は言われましたが、いったいどこに書かれているのか。

    この「あらゆる国の人々に宣べ伝えられる」という言葉は、当時のユダヤの人にとってはかなり挑戦的な言葉だったと思います。イエスさまご自身がすでに異邦人宣教を語っておられます。しかもそれが旧約聖書に書かれている、というのです。

    もしかしたら文字通りの文章を旧約聖書に見つけるのは難しいのかもしれません。しかし「それからイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて」とありますように、主に心を開いていただいた者であるならば、旧約聖書に、キリストの十字架と復活、そのキリストの名による罪の赦し、悔改め、そして異邦人宣教というテーマを読み取ることができるのだと思います。あるいは旧約聖書のどこを読んでも、このキリストにおいて成就した福音を読み取らなければならないのだと思います。そうでなければ旧約聖書を本当に読んだことにならないのです。もし読み取れていないとすれば、主に心を開いていただかなければなりません。