さやけきひと葉

さやけきひと葉
2017年6月6日(火)

さやけきひと葉よ、ほこれかし
高くこうべをあげよかし。
・・・
自然はその広きうなじを屈して
なれをみたさんと努めたり。
・・・
なれのよわさは
全能の力をひきよするなり。
なれの価値の無なるを
知るこそなれの誇りなれ。
小にしてこのうえなく安全なるをいわえかし。
諸天をゆるがす神秘こそ
ながうちにあり、神の似すがた。

〔フランシス・トムソン〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
174頁

「神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。」(創世記1・27)
「あなたの指のわざである天を見、あなたが整えられた月や星を見ますのに、人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。人の子とは、何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは。」(詩篇8・3,4)
「ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。」(2コリント12・9)

強さ、賢さ、大きさ、が尊ばれるこの世にあって、人間はいつの間にか疲弊してしまいました。人間はそもそも弱く、愚かで、小さな存在だからです。
しかしその弱く、愚かで、小さな存在でしかない人間を、神さまは御目にとめてくださり、こよなく愛してくださいました。弱く、愚かで、小さな存在だけれども、愛してくださったのかもしれませんが、むしろ、弱く、愚かで、小さな存在だったからこそ、愛してくださったのでしょう。


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